11月に開催されました、art nodeのTALK「 山小屋から見えてくる自然・建築・人間」のレポートと映像がUPされました。皆さま、大変お待たせしておりました。
当日の会場の様子
https://artnode.smt.jp/report/20220202_9580
当日の映像
当日、お話しする機会があまりなかったのですが、話し手の奥矢さんは、伊東豊雄建築設計事務所に勤務していた時の先輩で、登山がとても好きな方でした。
ある日、建築学会で立て続けに山小屋についての黄表紙論文を3本発表されていたのを発見し、ご連絡したところ、富士山研究所で山小屋の研究をされていて、びっくりしました。ついには大学で研究活動をされるようになっていました。いつかレクチャーをお願いしたいと思っていたところ、このような機会をいただくことができました。
当初は、建築の原型を山小屋の分類から探る、、、というような、少し抽象的な議論ができるのかな、と思い、多木浩二さんの「生きられた家」を読み返したりしていたのですが、奥矢さんに実際にお話を伺ったところ、最小限の公共施設としての山小屋の成り立ちや今後の継続にあたっての問題点など、今まさに建築やまちづくりに通じるようなことが山小屋に凝縮されていることを知り、いろいろな方とこのお話を共有できたら、と思った次第です。
午前中に山歩きツアーを開催していただき、聞き手としてご参加いただきました、青葉山・八木山フットパスの会の内山さんによる、昨年のレクチャーや参考文献の記事もこちらに貼っておきます。
お時間あるときにあわせてご覧ください。
素晴らしいレクチャーをしてくださった奥矢恵さん、ツアーにご協力いただきました青葉山・八木山フットパスの会の皆様および内山隆弘さん、また、当日ご参加いただき、いろいろなご意見をお寄せくださいました皆様、ありがとうございました。
最後に、このTALKイベントのお声がけをいただき、イベントのサポートをしてくださいました、せんだいメディアテークの川満ニキアンさん、田中千秋さん、また、撮影をしてくださいました田中裕介さん、当日の会場のスクリーンをご提供いただきました大光株式会社様に、改めまして感謝申し上げます。