進行中_2021年4月12日

もうすぐ現場が始まるプロジェクトの模型です。

実施設計直前でCLT構造(※1)でつくることも検討したのですが、元々ご提案していた梁の意匠を、クライアントの方が気に入ってくださっていたこともあり、在来軸組構造で組むことにしました。

費用と意匠の両面から検討し、入手しやすい細い梁を繊細に組むようになっています。その複雑な軸組を確認するために、模型を作成しています。

こちらの模型は、これからクライアントや見積り依頼している施工者との打合せに使います。現場が始まると、最初のプレカット打合せでも活躍するようになります。

昨年、コロナ禍ではありましたが、クライアントのご協力を経てZoom打合せと現地打合せを組み合わせながら計画を進めてきました。そんな困難の中、現場までこぎ着けたプロジェクト。クライアントの方達と大事に育んできただけに感慨もひとしおです。

 

(※1)構造設計者の黒岩さんのレクチャーでCLT構造について解説されています。

建築をかんがえるシリーズ VOL.4  熊本と構造設計からみえてくる新しい建築のかたち